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シラバス/舞踊表現指導法 |
科目名 | 「舞踊表現指導法」 | |
科目番号 | 518 | |
対象:保 | ○ | |
対象:保幼 | ○ | |
単位数 | 2 | |
担当教員 | 穐田 みづほ |
保=保育士コース
保幼=保育士・幼稚園教員コース
幼児期は心の育ちも身体の育ちも人間の一生の間で発達が最も急速に,しかも内容充実もいちじるしい時期といわれています.幼児の身体表現活動は,この身体と心の発達促進に密接な相互作用と関連性のあることを念頭において活動させたいものです. 保育者は子ども達の豊かな表現を援助して行くための知識,技能,感性を身につけることが大切です.豊かな表現活動を通して伸び伸びと自己表現できる子どもを育成するためにも,保育者自らが豊かな表現を行うことのできる身体と心を養うことが大切になってきます. 本講義では,自己のからだと向き合い自分のからだを知り,自由に思い通りに伸び伸びと身体をつかって動くことの楽しさ,技術を身につけていきます.さらに創造性豊かな動きを創りだし,練り上げ,ひとつの作品を創作するという活動を行います.このような一連の過程を通して保育者としての舞踊表現能力・指導性を養うことをねらいとしています. 1. 身体表現の楽しさを知り,自身の身体能力や感性を伸ばす努力をしましょう. 2. 授業内容は幼児にもできる部分も内包しますが,実際の課題は保育者を目指す学生を対象とした柔軟的なものです.幼児に行う場合は,幼児の発達段階に合わせて応用したり,創意工夫して行く力を養うよう心がけてください. 3. 実技が主となる授業です.欠席,遅刻は極力避けましょう.実技においては,運動が行える服装で受講してください. 4. 実技の時も筆記用具を持参してください。 5. 絵本を題材とした作品づくりをしていきます.色々な絵本を読んで,探してみてください. 授業中に適宜プリントを配布します。 この科目の評価は以下の項目によって評価します. ・ 授業態度・出席 ・ 定期試験…実技試験/ 筆記試験 ・ 課題提出 |
1.目標と内容 2.受講上の留意点 3.教科書と参考書 4.学習の評価方法 |
週 | テーマ | 授業項目 | 授業内容と方法など |
1 | <講義> | 授業の概要 | 授業の計画・進め方などの説明 |
はじめに | 舞踊表現の授業の意味についての説明 | ||
2 | 舞踊表現とは | ・舞踊とはなにか | ・舞踊とは何かについて知り、運動の特性、種類について理解 する |
・幼児のための身体表現 | ・幼児の発達段階に応じた望ましい身体表現について | ||
3 | <実技>身体を使って感じたように動いてみよう | ・身体の緊張・弛緩・身体を大きく動かす | ・身体のほぐし、柔軟 ・新聞紙で遊ぼう ・まねっこあそび(動物・忍者に変身) |
4 | 『作品創作』過程とよりよい表現のための身体づくり 簡単な表現あそびの導入・指導法 |
@日常かんたんにできる表現あそび ・てあそびから身体表現へ ・実体験から身体表現へ ・架空の世界の身体表現 など A課題学習 |
「走る−止まる」 |
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・「走る−跳ぶ−転がる」 |
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6 | ・「集まる−飛び散る」 |
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・「流れる−堰きとめる」 | |||
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8 | 見立ての世界 | ||
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10 | デッサン 「絵本を使って」 |
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デッサン 「ディズニーランドへ行こう」 |
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12 | 作品制作 | 作品制作 | |
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14 | 発表会 | 発表会 | |
15 | まとめ | ビデオ鑑賞、前期まとめ | |
16 | <講義> 幼児の表現を引き出すための指導法 |
・表現遊びの指導法 ・内容・言葉かけについて ・ロールプレイ準備 |
・日常かんたんにできる表現あそびの指導法について ・指導者としての言葉がけや、場の設定の工夫 ・指導案作成 ・ロールプレイの行い方について |
17 | <実技> 指導法実践 作品創作 |
@ロールプレイの実践 A作品創作 |
・舞台の使い方、見え方、見せ方 ・メインとなる動きを作り出す ・イメージを大切にし動きを創り出す→発展→応用 ・音楽から誘発されるイメージ、イメージをもとに動きを創作する ・衣装の検討→決定 |
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24 | 作品発表 | 授業内での作品発表 | ・各グループごとに舞台上にて作品の発表を行う ・作品を鑑賞することで観る側の受け取り方を感じ取る |
25 | 作品の吟味 踊りこみ |
作品鑑賞について よりよい表現を目指すには 証明について |
・作品発表をビデオで振り返り、練り直す ・音楽との関係、空間の使い方、一人ひとりの表現の仕方について見直す ・創作作品の踊りの練習 ・衣装について ・証明について |
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28 | 作品発表会 | 作品発表会 | ・グループごと発表・鑑賞・照明を行う |
29 | まとめ | まとめ | ・ビデオ鑑賞 ・創作活動を行った感想についてのまとめ ・授業全体のまとめ |
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