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シラバス/教育原理 |
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科目名 | 「教育原理」 | |
科目番号 | 328 | |
対象:保 | ○ | |
対象:保幼 | ○ | |
単位数 | 2 | |
担当教員 | 富岡 麻由子 |
保=保育士コース
保幼=保育士・幼稚園教員コース
皆さんはいままで当たり前のように学校に通い、教育を受けてきたと思います。しかし、いままで受けてきた教育はなぜ必要なのか、どのようにはじまったのか、どうして学校に行くのか、ということについては、当たり前ゆえに、突き詰めて考えることの少なかったことではないかと思います。「教育とはなにか?」と、教育について考えることは、「人間の存在をどのように理解するか」から始まります。この問いに対する答えを見つけることはとても難しく、人間にとって永遠の課題の一つです。
この授業では、教育や保育が社会とどのようにかかわって生まれ、営まれてきたのか、学校教育や教育思想の歴史的経緯を学びます。また教育の評価方法、学力低下の問題や生涯学習等、現代の教育の課題についても学びます。 教育原理を学ぶことの一番の目的は、授業を受ける皆さん自身が、各自の経験と授業の内容から、教育の意味やあり方について考え、自分の意見をもつことです。そして教育を受ける者として教育をとらえるだけではなく、今後教育をする立場に立つ人間として、自分にどのような資質や能力が必要なのか、考えてほしいと思います。 プリントによる授業を行います。板書されたことだけでなく、聞いたことを書き取り、自分のノートをつくるように心がけてください。わからないことは質問し、授業の理解に努めてください。講義が中心の授業ですが、ディスカッションや発言の機会を設けたいと考えています。皆さんの積極的な参加を期待します。能動的に考え、語る態度で授業に臨んでください。 指定しません。参考書は適宜授業のなかで紹介します。 定期試験、レポート、授業態度等から総合的に判断します。 |
1.目標と内容 2.受講上の留意点 3.教科書と参考書 4.学習の評価方法 |
週 | テーマ | 授業項目 | 授業内容と方法など |
1 |
教育とは何か |
教育の意義 |
生物学的にみた人間にとっての教育の必要性、教育の目的について学ぶ。 |
2 |
保育・教育思想の歴史 |
諸外国における 保育思想 |
ルソー、ペスタロッチ、フレーベルの保育思想と歴史的背景について学び、その意味を考える。 |
3 |
諸外国における 保育思想 |
モンテッソーリ、シュタイナーなどの保育思想と歴史的背景について学び、その意味を考える。 |
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4 |
日本の保育思想 |
倉橋惣三を中心に、日本の保育思想、保育の歴史的変遷を学び、その意味を考える。 |
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5 |
教育の歴史 |
学校の成立と 変遷 |
学校はどのようにつくられたか、学校教育の目的、歴史的変遷とその特色を理解する。 |
4 |
幼児教育の変遷 |
幼稚園や保育所など保育施設の設立の目的や形態の変遷を理解する。 |
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5 |
教師論 |
教師論 |
教師の専門性、教師に対する思想の変遷を学ぶ。 |
6 |
教育評価 |
教育の評価 |
学習の評価方法を学び、それらの相違点、短所・長所を知る。多角的に子どもを評価することの重要性を考える。 |
7 |
学習の評価方法を学び、それらの相違点、短所・長所を知る。多角的に子どもを評価することの重要性を考える。 |
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8 |
幼稚園と保育園の比較 |
保育所と幼稚園 の比較 |
保育を支える法規を学び、保育所、幼稚園の目的、基本的構造の相違点を理解する。地域との連携、幼保一元化の現状について学ぶ。 |
9 |
学力低下 |
学力低下 |
学力低下に関する議論の発端と流れ、教育要領や諸制度の改革を知り、学力低下について考える。 |
10 |
学力低下に関する議論の発端と流れ、教育要領や諸制度の改革を知り、学力低下について考える。 |
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11 |
新しい教育要領 |
新・学習指導領・幼稚園教育要領 |
新しい学習指導要領で改訂された点、その特徴を学び、現代の教育に求められていることは何かについて考える。 |
12 |
道徳教育 |
道徳教育の重要性 |
知育と徳育の関係、道徳教育が目指すものについて学ぶ。 |
13 |
生涯学習 |
生涯学習社会 |
社会教育、生涯学習が提唱された背景、その意義、現代的課題について考える。 |
14 |
社会教育、生涯学習が提唱された背景。その意義、現代的課題について考える。 |
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15 |
定期試験 |
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日本音楽学校 〒142-0042 東京都品川区豊町2-16-12 電話:03-3786-1711 / FAX:03-3786-1717 / E-Mail:[email protected] (C)学校法人 三浦学園 |
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