オープン・レクチャー/シラバス「教育原理」




科目名 「教育原理」
担当教員 太田 節子
対象 保育および保幼
単位数
開講時間 固定科目2 15:10―15:40
科目番号 328





授業の目標と内容

   「教育」ということばは私たちの周囲にあふれていますが、その意味は必ずしも一様ではありません。本講義では、はじめに「教育」の概念をとりあげ、教育の事象と関連させながら「教育」についての科学的理解を目指します。次に教育の目的、目標、内容、方法、教材、評価、制度等、教育の基本的事項をとりあげ、それぞれの関連を含めて理解を深めていきます。

 本講義を通して重視する考えの一つは、教育が学習者のためにあり、学習を促進し援助する活動 としてあるということです。そのためには、人間の存在をどのように理解するかということが重要 になります。幼児教育に関していえば幼児期を人間の成長・発達の観点からどのように理解するかということが大切になります。

 また教育の社会性という点も重視したいと思います。教育は社会的事象であり、特に制度化された教育・保育は社会との関係のなかで理解すべきものです。歴史的経緯を含めて教育・保育が社会とどのように関わっているかを理解したいと思います。

 さらに授業を通して大切にしたい点は、教育における保育者の役割と意義と保育者のあり方です。

 幼児の学習の支援者として、保育者は非常に重要な役割を担っています。保育の仕事をめざす者としてどのような資質能力が求められているか、そのためにはどのような学習が必要なのかを受講生の皆さんと共に考えていきたいと思います。




テーマ 授業項目
1 オリエンテーション
2 教育の概念と教育の目的1 教育の概念 
  ・教育の定義
  ・教育の学習
3 教育の概念と教育の目的2
4 教育の概念と教育の目的3
5
6
7
8
9
10 教育と社会1「教育の歴史」
11 教育と社会2「教育の制度」
12 教育と社会3「社会と教育」
13
14
15 定期試験



 本日の講義は上記のシラバスから分かるように、2つのトピックスから構成されています。

 今日扱う部分は、「教育の定義」です。内容をもう少し詳しく説明します。

 教育ということばがよく使用されている割には、「教育」の意味が曖昧にされていることが少なくありません。それによって生じる問題を取り上げ、共通理解の必要を考えます。事例をもとに、自己の「教育」についての認識を確認し、教育の定義を用いて、教育の科学的理解を深めます。(OTA, Setsuko)



本日の講義概要












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平成14年度(2002)
シラバス
「教育原理」