卒業生からのメッセージ

原　絵美子さん 日本音楽学校 附属幼稚園　勤務 杉村　紋子さん 日本音楽学校 保育園　勤務

私は、今年３月に日本音楽学校を卒業し、現在、日本音楽学校附属幼稚園で年少組の担任をしています。 満開の桜に迎えられた入園式から今日に至るまでは、あっと言う間に過ぎたというのが実感です。４月当初はただただ緊張と不安で胸がいっぱいの中で保育を行っていました。そんな新人の私にも子ども達や保護者の方々は「原先生」と呼んでくれます。嬉しい反面、その度に”私は先生なんだ”と強く実感し、それに応えられるような力を身につけていかなければと、気持ちが引き締まる思いでした。 　今でも失敗ばかりで、反省する事が多い毎日ですが、そんな私をよそに子ども達は日々成長しています。子ども達の姿を見ていると、驚かされたり、感心したり、思わず笑ってしまうような出来事の連続で、保育者になった喜びをひしひしと感じております。 １日、１日、同じ日がない貴重な毎日、私の方がたくさんの事を教えてもらっているような気がします。学生の頃、”保育者とは心で行うもの”とたくさんの先生方から教えて頂きました。その言葉を忘れず、毎日”今日は楽しかった”と子ども達も私も、お互いが笑顔で言える様な保育が出来るように、これからも一生懸命頑張っていきます。 　私は、現在日本音楽学校保育園で働いています。０、１、２歳２６名というアットホームな保育園です。始めは戸惑いと緊張の日々でしたが、他の先生方からアドバイスを頂きながら保育ををしています。常に子ども達の成長を見ることができ、日々感動することもたくさんあります。毎日かわいい子どもの笑顔に囲まれ、楽しく過ごしている今、保育者になって良かったとしみじみ感じています。このように保育に携わることが出来るのも、日本音楽学校で学んだ２年間の学生生活によるものと感謝しております。 　入学当初は毎日が、ぎっちりとつまったカリキュラムに驚き、専門職の大変さを実感しました。しかし実際に実習にいくと、勉強した事が役に立ち、現場でもすぐに使えるものばかりでした。先生方は授業で分からないことは、その場でていねいに教えてくださったり、休み時間にも教えて下さる熱心な方ばかりでしたので勉強に取り組む意欲も自然に湧いてきました。授業では実際に自分が先生役になったり、子どもになったりというものもあり”保育者”という実感と味合わせてくれます。 困った時や悩み事などについても、先生方は親身になって聞いて下さり、助言を頂けるので、とても感謝しております。保育者を目指す人達にとっては、教員、学生が一体となって目標に向かっている日本音楽学校は、夢の実現のものにするための学校と言えると思います。

　　

[2002.11 update]