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担当教員からの授業説明 |
「言葉指導法」 担当:三澤 裕見子 |
「言葉指導法」 担当:三澤 裕見子 「言葉指導法」は、乳幼児の言葉の発達を理解し、子どもの言葉によるコミュニケーション能力を育てるための保育者の指導・援助のあり方を学んでいく科目です。 子どもの言葉を育てるためにお話の読み聞かせはとても重要です。そこで本日は、紙芝居による読み聞かせを取り上げ、子どもが興味をもち、楽しめるような読み聞かせの実際を、紙芝居の特性を生かした実演を交えながら、皆さんと一緒に学習していきます。 体験授業について質問をいただきましたのでお答えいたします Q. 紙芝居はいつ頃からあったのですか? A. 紙芝居は日本で生まれ、日本で育った児童文化財です。紙芝居の源流を探ってみますとなんと平安時代にまで遡ることができます。『源氏物語絵巻』東屋の段に、浮き舟が物語り絵を見、侍女がことば書きを読み、他の者は集団で聞いている絵がありますが、この形態は紙芝居にもっとも近いものとされています。その後、時代とともに「絵解き」「覗きからくり」「写し絵」「立ち絵(紙人形芝居)」と大きく変遷していきます。私たちが現在使用している形の「平絵式」紙芝居は1930年(昭和5年)に初めて登場しました。そして、現在とほぼ同じB4版の大きさになり、枠も使われるようになったのは1933年(昭和8年)、今井よねの「宗教紙芝居」刊行の頃からだといわれております。詳しい「紙芝居の歴史」については入学後の授業で、ぜひ、一緒に勉強しましょう。 Q.有名な紙芝居にどんなものがありますか? A. 1930年(昭和5年)に製作された『黄金バット』です。この『黄金バット』は街頭紙芝居として上演され、戦前も、復刻された戦後も、その当時の子ども達の絶大なる人気を博しました。「突如としてあらわれた正義の味方、黄金バット、ウハハハ」と演者が語ると、子どもたちは拍手喝采の大喜び、終わると「黄金バット、ウハハハ」と口真似をして散っていくほどの大人気だったそうです。 |
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