「臨床心理学」 　担当：亀井 哲宏

「臨床心理学」　担当：亀井 哲宏 　「臨床心理学」とは、カウンセリングやサイコ・セラピーといった「こころ」に何らかの困難を抱えている人を援助するための活動の基礎となる学問です。 　難しいイメージがあるかもしれませんが、自分や他人の「こころ」を理解しようとすることは、知的な好奇心をとても満足させてくれます。また、自分や他人の「こころ」の「重荷」を軽くするのにも役立ちます。 今回の体験授業では、右の絵のようなP-Fスタディという「心理検査」の一部を利用して、他人とトラブルを起こしてしまうときのあなたの「こころ」を探ってみたいと思います。そして、どのように対処すれば、他人とのトラブルが回避できるか、体験的な学習（ロール・プレイ）を通して、気づきとスキル・アップを促していこうと思います。 　あなたの来校とご参加を心よりお待ちしております。 体験内容についての質問を頂きましたのでお答えします。 Ｑ．幼稚園や保育園の子どもに臨床心理学はどのように役立つのですか？ Ａ．あなたには、カウンセリングやサイコ・セラピーは、大人のためのものというイメージがおありのようですね。幼稚園や保育園の現場では、子どもの成長・発達を援助したり、ストレスを軽減したり、あるいは障害のある子どもの手助けをしたり、といったことに役に立ちます。 Ｑ．体験授業に参加すると、自分の心が人にわかってしまうのではないかと心配なのですが。 Ａ．集団で行うサイコ・セラピーでは、そういう不安のある人を強制的に参加させることはいたしません。体験授業を見ていて、自分も参加したいと思ったときに、輪の中に加わってみてはいかがでしょう。