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新着情報 |
日本音楽学校は平成15年4月1日に、幼児教育実践総合センターを設置します。これまでカリキュラム開発、教材開発、FD、授業評価、海外幼児教育研修(外国の研修提携園の開拓)、ティーチング・アシスタント、時間割内の保育実習など多くの教育改革に取り組んできました。 いよいよ幼児教育者養成の教育基盤の体制を整備する段階です。 実践総合センターは、現場との連携をさらに深め、幼稚園や保育園、また諸施設が求めている幼児教育者の資質・能力、さらにはソーシャル・アチチュードなどを調査研究し、本校の教育に反映させることを第一の目的としています。第二には、専門学校が蓄積している教育力を社会に還元しつつ、社会から学ぶことを目的としています。事業計画の一つである子育て支援はその理念に沿って考えられました。 専門学校が大学より教育レベルが低いという従来のイメージを払拭しなければなりません。2年間のカリキュラムの中で教えている教育内容は大学の学部教育と遜色はありません。むしろ専門領域の特化が進み、教養教育が不足しつつあります。教育力はことによったら大学教育を越えているかも知れません。ただ不足しているのは研究力です。 実学を教育しつつ、研究を推進するには大学と同じことをしていたのでは競争できません。そこで実践総合センターを設立し、教育実践を通しての研究を行い、成果をカリキュラムに反映させることが本校独自の実学研究手法と位置づけました。現在、同時に進めている「教材開発」プロジェクトは実践総合センター構想の対をなすものです。 現在構想しているセンターは、職員だけではすべての領域をカバーできません。私たちは本校学生がボランティアとしてセンター活動に参加できる手法を工夫しつつあります。本校の学生の経歴が多様化し、大学・短大卒業者、社会人経験者、幼児教育経験者、子育て経験者などが3割を越えつつあります。このような学生が持っている資質能力を活用させていただくことが必要と考えています。彼らから新しい幼児教育のアイディアを学び、彼らに学校と現場との距離を縮めてもらいたいと期待しています。 このページには、センター構想計画と規程、スタッフを掲載します。皆様方からのご意見や提案をお待ちしています。 平成14年11月11日 幼児教育実践総合センター規程 当センターは本校の幼稚園実習や保育園実習などが円滑に実施されるよう幼稚園や保育園などとの連携を密にし、実習に関する一切の教育的業務を行う。また実習の問題点を調査・研究し、新しい実習のあり方や方策を検討することを目的とする。そのために本センターは本校学生の多様なインターンシップを推進するとともに、本校が地域への貢献に積極的に取り組めるよう行政、幼児教育研究機関、保育現場、さらに保護者との連携・協力関係を開拓し、幼児教育者養成校の在り方を探求することも目的とする。 そのために以下の事業を行う。 1. 実習委員会の指針に基づいて、実習園の開拓、連絡を行い、学生の実習先の配当を行う。 2. 当センターは本校における実習関係のカリキュラム、シラバス、授業運営システムを作成する。 3. 目的、内容、方法に関する調査・研究を行う。 4. 教育・研究の成果を毎年3月、センター・レポートにまとめ、日本音楽学校に報告する。 5. 実習に関わる諸問題の解決・処理に当たる。 6. 実習連絡協議会を開催する。 7. 実習の成績評価の原案を作成し、教員会に提出する。 8. 附属幼稚園・保育園との連絡調整に当たる。 9. その他、実習に関する必要な事業を行う。 センターは以下の教員によって構成される。 1. センター長 1名(本校教員または嘱託教員から学校長が任命する) 2. センター職員 数名(本校教員、嘱託教員、非常勤教員の中から学校長が委嘱する) 任期 1. 1年とする。 2. 本校の職員規定に抵触しない限り、再任を妨げない。 その他、必要な事項は別に定める。 |
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